01ご依頼の背景
H様からは、母屋の隣に建つ納屋を空にしたいというお話でお電話をいただきました。土間には先代が使っていた焦茶の整理たんすや茶たんすが並び、上には板材や小ぶりな棚が重ねられた状態でした。家具そのものは造りが良く、譲り先を探した時期もあったそうですが、寸法が大きく引き取り手が決まらないまま年月が過ぎたとのことです。納屋は雨漏りが進んでおり、建て替えの見積もりを取る前に中身だけ先に空けておきたいというご事情がありました。土間は幅が狭く、大人が二人並ぶと通れないため、搬出の段取りに不安を感じておられました。
02作業内容
最初に土間の通路幅を測り、家具を出す順番を奥から手前へ組み直してから作業に入りました。整理たんすは引き出しを全段抜き、本体だけにしてから毛布を巻いて壁との接触を防いでいます。茶たんすはガラス戸が入っていたため、先に戸を外して緩衝材で個別に包み、割れが出ない状態にしてから運び出しました。土間と母屋をつなぐ段差にはスロープ板を渡し、家具を引きずらずに滑らせて通しています。重ねられていた板材は寸法別にまとめ、金具の付いたものは外してから金属側へ回しました。すべて出し終えた土間は箒で掃き、砂と木くずを取り除いた状態でお引き渡ししています。

古い和家具は見た目以上に重量があり、無垢材のたんすは一段あたりの厚みが増すぶん、二人がかりでも取り回しに気を使います。板橋区不用品回収センターでは、こうした家具を引き出しや扉ごとに分けて軽くしてから運ぶ手順を取っており、狭い土間や納屋でも壁を削らずに搬出できます。造りの良い家具は状態を見て買い取りに回せる場合もありますので、処分を決める前に一度ご相談ください。今回は雨染みと反りが進んでいたため引き取りのみとなりましたが、その旨を先にお伝えし、ご納得のうえで作業へ移っています。